平成18年度から回を重ねて4回目となった吹奏楽部恒例の定期演奏会が勝山文化センター・ポンテホールで開催されました。

 13:00開場・13:30開演でしたが開場前から続々とお客様が来場されました。保護者だけではなく、遠方からの来場者、友人知人や近隣の中高生、勝高OB・OGなど来場者数は昨年と同様、約400名と大変大勢の観客の皆さんを前にしてのコンサートとなりました。
 新入部員が加わった42名、そして本年度本校に赴任され新顧問になられた瀧澤先生の指揮で始まった第1部は『ダンス・セレブレーション』、爽快に駆け抜ける演奏で華やかに始まりました。続いて2台の列車の競争を表現した迫力ある『列車大競争』の演奏を行いました。緊張の中、ソロパートも見事にこなし、気持ちよい幕開けとなりました。
 また、第1部の最後は今春ご退職された金本美津子先生の指揮により、昨年の吹奏楽コンクール小編成の部で金賞を受賞した『Jalan-jalan〜神々の島の幻想〜』、様々な想いを胸に2,3年生だけで演奏しました。金本先生はこの演奏のために、何度もご指導に来てくださいました。演奏後、部員・OGから花束の贈呈を行い、感謝の気持ちをお伝えしました。25年という長い間、勝山高校吹奏楽部を牽引していただき、本当に有難うございました。
 休憩をはさんで第2部は、趣向を変えてアンサンブルステージです。楽器の紹介も含めて、部員による楽しい司会もありました。まず木管三重奏『Idyll』続いてクラリネット七重奏『CITY SCENE』、そして金管四重奏『DANCES』、最後にパーカッションのアンサンブルで『どうようメドレー(桃太郎・金太郎・メダカの学校・ふるさと・もしもしかめよ・アイアイ)』と各楽器の特性を生かした演奏を行ないました。各々の楽器の特性をうまく生かした演奏で、なかでもパーカッションのパートではパーレンジャー∠(^_^)に扮した部員が舞台狭しと動き、誰でも耳にしたことのある楽曲で、客席までも一緒になった演奏を楽しむことが出来ました。
 そして2回目の休憩後、吹奏楽部員オリジナル寸劇を交えた第3部の始まり。白雪姫をモチーフにした微妙(~_~;)な、お芝居は客席から暖かな笑いが起きていました。そして、第3部の1曲目は『ディズニー・クラシックス・レビュー』ハイホー,口笛を吹いて働こう,星に願いを,ハイ・ディードゥル・ディー・ディーと続く曲目でディズニーのキャラクターが舞台に登場しそうな元気あふれる演奏でした。
 引き続き、『心の中にきらめいて』を歌とともに演奏しました。演奏だけでなく、歌も十分にお楽しみいただけた事と思います。 
そして、恒例となっている『青春プレイバック』。ご来場いただいている全ての世代に楽しんでいただけるように1960年代の『君といつまでも』から『いい日旅立ち』『パラダイス銀河』『ロマンスの神様』ラストは2000年代の『ストーリー』までメドレーで演奏しました。『君といつまでも』では、部員S君のオンステージショー状態で、なかなかの熱唱を聴かせてくれました。観客の皆さんもそれぞれの時代・青春を思い出していらっしゃったようです。続けて、Rookiesの主題歌GreeeeNの『キセキ』昨年の卒業式でも演奏した思い出深い曲でした。

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 そして、ラストを飾るにふさわしい『アフリカン・シンフォニー』は、力強いメロディーにも後押しされ、吹奏楽部全員の想いが一つになって力を出し切った、迫力ある見事な演奏でした。
 アンコールの曲は、コンサートを締めくくるにふさわしく、部員全員ノリノリの『勝手にシンドバッド』でした。演奏しながら体中で楽しさを表して、会場が熱気に包まれました。演奏し終わった部員たちには、清々しい笑顔が満ち溢れ、一つの演奏会をやり終えた達成感が感じられました。
 1年生は今回が高校生になって最初の、そして3年生にとっては最後のコンサートになりました。2年生が中心となり、企画から裏方の準備などを含めこの日の演奏まで、様々な苦労を経験しながらやってきました。
 これからも演奏会、コンクールと多くの舞台が予定されていますが、この定期演奏会での経験を(かて)に、吹奏楽部全員で切磋琢磨しながらがんばりたいと思います。 

 また今回のコンサートには、地元真庭市の多くの企業、商店から多大なるご支援をいただきました。そして、当日の運営には吹奏楽部の卒業生の協力が有りました。多くの方々に応援されながら演奏できることに感謝するとともに、地域に貢献できる活動、卒業生の名に恥じない活躍をしていきたいと思います。この場を借りてあらためてお礼申し上げます。

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