平成18年度から始まり、今年で7回目となった吹奏楽部恒例の定期演奏会が
  6月3日(日)、勝山文化センターポンテホールで開催されました。

保護者の方だけでなく、友人知人や近隣の中高生、勝高OB,OGなど約450名の大勢のお客様をお迎えしてのコンサートとなりました。
 17名の新入部員を迎え、新たな44名のバンドの演奏は今年度吹奏楽コンクール課題曲でもある行進曲『よろこびへ歩き出せ』で始まりました。爽やかなマーチに続いて2曲目はちょうど100年前の豪華客船タイタニック号の処女航海を描いた『マードックからの最後の手紙』です。船員であるマードックが家族に宛てた最後の手紙の中には賑わう船内の様子や、船からの壮大な景色、そして事故を予感させる内容が描かれていたのでしょう。1部最後の曲は昨年のコンクールで演奏した『ウィンクルム』。2,3年生のみで演奏したこの曲は昨年の熱い夏を思い起こさせる演奏でした。

 第2部は恒例となったアンサンブルステージです。クラリネット三重奏は1月に行われたアンサンブルコンテストで演奏した曲で、美しい音色を響かせました。
 続く金管打アンサンブルでは金管、打楽器パート全員での迫力ある演奏でソロも満載。会場から自然と手拍子が起こり、会場中が盛り上がりました。
 木管四重奏では4人のほのぼのとした『ジブリメドレー』で、小さなお子様にも喜んでいただきました。
 続くサックス六重奏では顧問である金田先生、瀧澤先生も加わって躍動感あふれるジャズアンサンブルをお送りしました。最後は10人のクラリネットによるアンサンブルで、『クラリネットをこわしちゃった』など楽しい演奏をお送りしました。

 休憩を挟んでの第3部は生徒の企画ステージとなります。今年は19人の2年生によるアニメ「犬夜叉」の寸劇。コミカルな演技に会場から笑いが起きました。

 続いて演奏されたのは『吹奏楽のための犬夜叉』アニメの主題歌とは思えない重厚な曲に、犬夜叉ファンは大喜びでした。

 そしておなじみの『青春プレイバック』。ご来場いただいたOB,OGからは、『青春プレイバック』が受け継がれていることに喜びの声をいただきました。
 8人の3年生によるダンス、初々しい1年生の歌声、そして最後はベルパフォーマンスと見所満載でした。続いては『涙そうそう』を吹奏楽伴奏に乗せて、しっとりと歌いました。そして最後を飾るのは吹奏楽の定番でもある『Sing Sing Sing』です。

 最後にふさわしく、躍動感あふれるドラムに乗せて、クラリネット、トランペットのソロが光り、音、パフォーマンスともに最後の力を振り絞った迫力ある演奏となりました。満場の拍手、ブラボーの声が飛び交う中、演奏した『勝手にシンドバッド』は勝高吹奏のアンコールとしてすっかりお馴染みとなりました。

 演奏する生徒の顔はこれまで味わった苦労、そして改めて感じる吹奏楽の楽しさを噛みしめるように、涙とともに笑顔が輝いていました。

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 本演奏会をもって、3年生は引退し、吹奏楽部は新たなスタートを切ることになります。これからも演奏会、コンクールと多くの舞台が予定されていますが、この演奏会で得た経験を糧に、また地域の皆さま、保護者、中学生の期待に応えられるよう、努力を続けて参りたいと思います。

 最後になりましたが、本演奏会には地元真庭市の多くの企業、商店より多大なるご支援をいただきました。そして、当日の運営には吹奏楽部の卒業生の協力が有りました。多くの方々に応援されながら演奏できることに感謝するとともに、地域に貢献できる活動、卒業生の名に恥じない活躍をしていきたいと思います。この場を借りてあらためてお礼申し上げます。


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