BACK
  9年前の1枚の「のれん」から始まった・・・  

 9月中旬・私たちの訪問日の「のれん」です。   
町並み保存地区           ひのき
草木染織工房
                                
 真庭郡勝山町勝山193            
 (0867)44−2013



「のれんが招く町」として勝山が取り上げられた雑誌を見せていただきました。

創業のきっかけを教えてください。
元々、酒屋を営んでいたけれど、大学で染物を習っていたので、工房を作って染物を続けていました。しかし、大手スーパーが多くなり、体力的にも酒屋が大変になったので、やめて、染物のお店を出そうと思いました。


仕事の上での苦労を教えてください。
お客さんにいいものを作るとですね。自分のデザインした物を思い通りに染めることや機織りの糸の染まり具合、デザインの出来上がりなどですね。糸を先に染めてから手織りをします。のれん、着物、ショール、ウールのマフラーなど全て自分でデザインをしています。



のれんが招く町・・・雑誌に掲載。
仕事の上での喜びを教えてください。
いいものが作れた時です。お客様に「こういうのが欲しかったんです」と言っていただいたり、のれんをかけると部屋が明るくなった・・・着物を着ると、きれいになったなどの言葉をいただいた時です。


なぜ、勝山は「のれんの町」になったのですか?
今から9年前、自分の店の前にのれんをかけたのがきっかけですお客さんや近くのお店の人に評判になって、広まり、現在では78軒もあります。統一感があり、町が明るくなりましたね。よく雑誌やテレビに取り上げられ、最近では「ミセス」という雑誌に「のれんが招く町」として載りました。(右上ミセスの雑誌を見せていただいています)


勝山の魅力を教えてください。
町の人が仲がよいこと
。お客さんを取り合いません。それに住んでいる人のセンスが高くて、のれんが似合うように玄関先に花を活けたりして工夫できることも魅力です。また、景色、お祭りなども若い人にも魅力的です。そして昔と変わらないで、新しい文化にも対応できること。それがお雛まつりにもつながっていますね。そして、観光客が言われるのには、老若男女みんな、あいさつが自然にできて、コミュニケーションできる町だと思います。心安らぎ、たびたび訪れる方も多い町ですね。


部屋に置くと、生活が楽しくなるようなものたちが、それぞれの場所を待っています。


元気になる言葉を教えてください。

注文がたくさんきて、出来上がるまで急がなくてはならない時にスタッフ全員で
「なせば成る、なさねば成らぬ何事も。成らぬは人のなさぬなりけり」と言いながら頑張るのです。


お店の元気商品を教えてください。

おいてある作品は全て、顔の見える作家さんの作ったものばかり。美大の先輩や後輩の作品もあります。のれん、マフラー、テーブルセンター、ガラス、陶器、アクセサリーなど既製品ではなく、本当の手作り。最近では、ナットで作った指輪をペアリングとされたお客様もいらっしゃいます。



のれんの周りはいつもお客様が・・・

ペアリングと勝山の思い出を
いつまでも・・・
れから真庭市になりますが、勝山への想い、残してゆきたいものは何ですか。
のれんも若い人が継いで行って欲しい。お雛まつりもこのまま、勝山の催しものとして残して欲しい。県北という大きな町を目指してお客様に来ていただきたい。そして、、その町、町の特徴を残して欲しいなと思います。


ひのき草木染織工房からのれんの町が始まった!ということにすごく感動しました。私には「元気発信源」にも思え、たっぷり元気をいただきました。


BACK