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文珍さんの
ほっぺも落ちた
!?

名物酒まんじゅう
町並み保存地区
前 田 
製菓店
真庭郡勝山町勝山


勝山の銘菓といえば「酒まんじゅう」
私の家でも、親戚に贈るものはたいてい酒まんじゅう。
知ってるようで、知らない酒まんじゅうの素顔?に迫りました。



創業のきっかけを教えてください。
創業者は明治生まれのおじいさん。うちらは3代目になるよ。おじいさんは、よその店に奉公に行ってたんじゃけど、商売好きだったから自分でこのお店を始めたのがきっかけになったよ。


仕事の中での喜びを教えてください。
製品はえぇ原料を使って頑張って作っとんで。喜びはお客様が「おいしい」と言ってくださった時や、食べていただいた時の満面の笑顔を見せていただいた時かな


仕事の中での苦労を教えてください。
毎日の気温や天気など材料の分量が変わってくるのが大変。 それで味も微妙に変わってくるし・・・。長年の勘で材料の分量を決めてる。だからこそ、製品が上手にできんかった時は、やっぱりつらいなぁ。


    名物 酒まんじゅう

 

秋の新商品はありますか。

この店の商品は
「酒まんじゅう」「ようかん」「ゆべし(もちがし)」と三つ!!!

ずっとこれでやっていくつもりだよ。少しでもたくさんの人に召し上がっていただきたい。どれも丁寧に作っとるよ。




お店の元気スポットは ありますか。

苗から育てた「山野草」お店の雰囲気にも合っててとても気に入ってるよ。商品を包んでいる間、お客様も眺めてくださり「綺麗だなぁ」と言ってくださるよ。



お店の入口はたくさんの緑がお客様をお迎えします。


陳列棚の上は、ミニガーデン


おなじみの酒まんじゅうの箱

  
丁寧に手入れをされて、嬉しそうです。


右上はお店の玄関の・・・写真ではありません。
ですよ。


ひとつひとつにエピソードあり!
   
神庭の滝、宮本武蔵・・・店内でも勝山を満喫



お店のこだわりは何ですか。

材料(あんこなど)などにこだわってる。お客様には一番おいしいものを食べていただきたいから、材料一つ一つにこだわって最高のものを使って作ってるんよ。それから、たくさん写真も飾ってるよ。その一つ一つに、いろいろなエピソードがある。お客さんがお店の正面を気に入って写真を撮ったり、絵を描いていただいたり・・・。


あと落語家の桂文珍さんが「勝山に来られた時、酒まんじゅうがすごく食べたかったのに食べられなかったのが本当に残念。」と言われていたのを聞いて、酒まんじゅうを送ったら、このはがきを送ってきてくださったんよ!!それも記念に飾ってあるから、お店に来たときはぜひ見てほしいなあ。


多い時でどれくらい売れますか。
数は言えんけど、他のよりダントツで売れる商品はあるよ。一度食べられた方は、味を気に入ってくれて何回も買っていただけるようになった。もっともっと多くの人に食べていただきたいなぁ!!



毎年の「お雛まつり」に参加されていますか。
もちろん!毎年楽しんで参加しとるよ。夜に頑張って、少しずつ準備したディスプレイには、すっごくこだわってる。準備は正月過ぎから始めている。手作りの人形や絵もあるよ。見に来られた方が「すごい」って言ってくださると、嬉しい。



   長年大事に育ててきた「山野草」!!お店の雰囲気に
    よく合っててイィでしょ☆今ではお店のディスプレイに   欠かせないモノ♪


桂文珍さんからの直筆はがき!!
記念に飾ってるんで♪♪」

 

勝山の魅力はどんなところですか。
町全体が落ちついた雰囲気のところかな。
観光客の方も「いい町ですね。」とよく言ってくださる。観光客も年々増えていることも嬉しいなぁ。



もうすぐ真庭市になりますが、勝山への想い、残してゆきたい物は何ですか。

勝山は静かな城下町のたたずまい。遊歩百選にも選ばれたり、雑誌にも載ってとても変わったなぁ。「いい町ですね。」と言われると、もっと良い町にしようと元気が出てくる

「勝山町」がなくなるのはやっぱり寂しいけど、この特色をちゃんと残していきたいなぁ!



お客様に少しでも喜んでもらおうと日々努力しておられるところがすごいと思った。酒まんじゅうの一つ一つに職人の「心」がこもっていて、本当にいついただいてもおいしい。今の方で三代目になるというのにもびっくりしました!


お雛まつりの町 勝山だけあって仲のよいお人形がどのお店にも  あちこちに・・・


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