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    レトロ・れとろ・Retoro・・・うちらも知らない昭和の玉手箱
町並み保存地区
佐久知 
商 店 
真庭郡勝山町勝山

   この頃にものれん

時々、通り過ぎるけれど「高田硯」と看板にもあり、書道もしてない私には無縁・・・
ましてや室町時代から始まり、江戸時代には宮本武蔵、昭和時代には天皇・皇后両陛下や皇太子殿下にも献上され、愛用されたと伝えられるだけあっては、はたまた遠い存在。このホームページ作成を機会に勇気を出して、のれんをくぐってみると・・・


創業のきっかけを教えてください。
ここは昔から創業していて今は、五代目になります。僕は、サラリーマンをしていて、この店を仕切っているわけじゃないけど、休みの日にはちょっと顔を出して手伝っています。


あっ!硯 発見


仕事の上での苦労を教えてください。
苦労というか、やっぱりどんなものが売れるか「見極める目」が必要になってきます。それによって、仕入れるものが決まってくるんでね。


仕事の上での喜びを教えてください。
お客様に「また来ます」と言われた時です。初めて来られた時は何も買われなくてもその言葉をいただくと、とても嬉しいです。そして、言葉通りにたくさんのお客様がたびたび来てくださいます。勝山にはひな祭りやいろいろな祭りがあるから、その度に来てくださるお客様もいます。

「見て見てっ!」連発

お店の「元気商品」を教えてください。
看板には「硯」って書いてあるけど、実は硯は中心の商品ではないんですよ。今では伊万里焼や有田焼などの骨董の皿などを仕入れているんです。あと、お茶も仕入れています。


お店のディスプレイが凝っていますが・・・
少し前までは昔のままだったけど、改築してお店の中を広くしました。お店の中の雰囲気は、
レトロな感じで、若いお客様に来ていただけるように工夫しています。季節ごとにディスプレイを変えたり、たびたび来てくださるお客様に飽きられないように心がけていますね。もともと、家のものであった食器棚をお店に2段に分けて置きました。照明の配線は、わざと見えるようにし、昭和時代をイメージしました。昔のアルミ製のお弁当箱を(そこに)置いてみたり、長野オリンピックの時のビンのコーラを置いてみたり、(そこの)柱には竹のスキー板がかけてあるよ。


なぜ勝山の伝統工芸は「硯」なんですか?。
やっぱり地元で石が取れるからではないかな。


ひなまつりの時期はたくさんのお客さんが来られますか。
勝山のひなまつり見たことある?やっぱり、その時期になったら何万人ものお客さんが訪れるけん、すごいにぎわいで、店の中は、数えれんくらいのお客様でいっぱいになります。



「食べる」ことが楽しくなりそうな
食 器


キャラメルもレトロです。
のれんのデザインを教えてください。
のれんのデザインは
お茶です。こののれんのほかにもあと、2〜3枚あるで。


「元気」になる言葉を教えてください。
元気って言うか、好きな言葉は「継続は力なり」かなぁ。やっぱり昔から商売をしてきて、積み重ねてきたことが、力となって、今の高田硯につながっていると思うよ。

これが昭和っぽい配線かぁ・・・

勝山の魅力を教えてください。
勝山町は観光客を増やすために、観光に力を入れてきて、今、どんどん活気づいてきたことかな。


来年から真庭市になりますが、勝山として残したいもの、
        「想い」を教えてください。
勝山に生まれて本当に良かったなぁ。僕は勝山に生まれ、勝山高校の出身で、本当は大学に進学するつもりだったけど、やっぱり勝山を出たくなかったから、地元に就職したんですよ。残したいものは勝山まつりなどかな。

古い食器棚を使った陳列テク



勝山は、町並み保存地区で古いお店や伝統的なお店があるということは知っていたけど、どんな仕事をしているのか深いとこまでは知らなかった。だけど、今回の取材を通して、勝山の伝統や温もりを守っている人に出会い、新しいものを作るよりも古いものを残すことの大切さを知ることができてよかった




     おっ!これは!?

   


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