平成24年6月12日(火)〜15日(金) 岡山県立勝山高等学校 2年生
国内班 : 東京方面
 家族や教員に見送られながら、3台のバスが勝山を6時半に出発し一路伊丹空港に向けて進んでいきました。伊丹からは空路で羽田へ飛び、昼過ぎに羽田に到着。そして初日の目玉である東京ディズニーリゾートでディズニーランド組・ディズニーシー組に別れ、日本最大のリゾート施設をエンジョイしました。夕食も園内の施設で自分たち思い思いのメニューを選択して、「自分達で決める」事を学べたと思います。

 また、あいにくの悪天候でしたが雨を気にすることもなくアトラクションを満喫して生徒たちは満足した様です。十分楽しんだ後、初日の疲れを癒すためホテルへと向かいました。


 2日目はコース別研修として、4つのコースに別れて研修を行いました。以下のコースの中で、名所や知識を深める場所を見学して回りました。
 Aコース:『横浜・鎌倉コース』鎌倉、鶴岡八幡宮、鎌倉大仏、横浜など
 Bコース:『東大・浅草コース』東京大学、江戸東京博物館、浅草、浅草寺、スカイツリー周辺など
 Cコース:『つくばサイエンスコース』JAXA、サイエンススクエア、エキスポセンターなど
 Dコース:『明大・大使館コース』明治大学、イギリス大使館、東京駅、国会議事堂、NHK、日本銀行など

 夕方、日の出桟橋に集合してチャーター船で東京湾クルージングをしながら美しい夜景を見て船上ディナーをとりました。
 また一つ思い出が増えました。

 そして3日目。この日は班別研修の日です。生徒達が自分で立てた計画に沿って東京を感じるという、いわば修学旅行のメインイベントです。1班3名から6名の構成で30の班に分かれて、8時半にホテルを出発していきました。観劇組は昼に「キャッツ」・「ライオンキング」のスケジュールをはさみ、「ナイター(野球)」「ルミネよしもと」組は集合する時間まで長時間、自分たちで考え、判断し行動しました。各種場面での自主性が非常に重んじられる研修です。班の友人たちとの協力や話し合いが非常に重要であり、仲間の大事さを教わったことと思います。
 また日頃なかなか見ることのできない物を見るチャンスを十分に生かせたと思います。

 4日目を迎え、いよいよ最終日となりました。旅行最後の朝食をとりバスに分乗して、最後の見学地である東京タワーへと向かいました。スカイツリーに日本一の座を譲り渡しましたが、やはり高さは圧巻でした。
 そして、東京タワーを出発してから羽田までの道のり、車窓から最後の東京の景色を眺めつつ4日間の修学旅行の思い出をかみしめていました。羽田から伊丹、伊丹から勝山と無事に帰ってきました。
 一生に一度の高校の修学旅行、4日間という短い期間ではありましたが中身の詰まった修学旅行になったと思います。

 この旅行が高校生活の大きな思い出と糧となることを願ってやみません。
海外班 : シンガポール・マレーシア

マーライオン越しに見る
「マリーナベイ・サンズ」
 12日、まだ薄暗い早朝5時海外組22名の生徒が3泊4日の修学旅行へと出発しました。目的地は「シンガポール」。
 まずは、関西国際空港へとバスは進んでいきます。参加生徒は空港が近づくにつれ気持ちが引き締まり、まだ見ぬシンガポールに思いをはせていました。

 関西空港で諸々の手続きを済ませ、いざ搭乗。出国審査ではセキュリティチェックなどで外国に行くという実感を味わったと思います。シンガポールまでは7時間の空路です。機内食も経験し、無事にシンガポールの地「チャンギ国際空港」に到着しました。
 引率の教員は、年々発展していくシンガポールの様子を見て、驚いたそうです。
 到着後、長旅の疲れの癒しを兼ねて、マーライオン公園で休息を取りました。旅行前に習慣や法令の違い等数々の注意を聞いていましたが、実際に来てみるとどういう感じだったでしょう。マーライオンを見てシンガポールに来たという実感を味わっていたと思います。

 その後シンガポールでの初めての食事として、マレー料理に舌鼓を打ちました。食事後ホテルに入ってから、翌日以降の行事を楽しみに就寝となりました。
 2日目、今回の修学旅行のメインイベントとも言える班別研修です。国内班同様、5つの班に分かれて生徒たちが計画をたてたスケジュールに従ってシンガポール市内を回ります。自分たちで下調べをして現地の文化に触れるということは、生徒たちだけでは不安がありますので、地元シンガポールの大学生が案内人としてサポートしてくださいました。慣れない土地での研修でしたが、大学生のサポートのおかげで無事に班別研修を終えることが出来ました。班別研修を終えて、引き続き午後からはセントーサ島の班別自由見学をしました。

 ホテルに戻った後、夕食をとりながら中国銀行の現地社員の方々との交流会が行われました。実際に海外で仕事をされている日本人がどの様に感じて働いているかなど、貴重なお話を聴くことが出来ました。シンガポールでは教育に大きな力を入れていて、日本もうかうかしていられないとのご意見も聞けました。

 


 3日目、この日はマレーシアへの旅となりました。国が違うので当然入出国手続きもあります。日本では味わえない、陸続きの国境越えも良い経験だったと思います。マレーシアではジョホールバル高校との学校交流が行われました。勝山高校はあやとり、だるまさんがころんだ、けん玉などの日本のこども遊びや歌、ジョホールバル高校はアジアの民族衣装を身にまとってバラエティに富んだ出し物を見せてくれました。
 シンガポールに戻って、夕食後、ナイトサファリツアーで夜のサファリパーク体験しました。また、シンガポール最後のイベントでもあり終わりを惜しんでいました。

 シンガポール出発は深夜となるので、サファリ後そのままチャンギ国際空港に向かい出国手続きをして、短かったシンガポールとのお別れとなりました。離陸後、生徒たちはシンガポールの灯りを見ながら思い出にふけっていました。
 明けて日本到着。早朝の関西国際空港に降り立つと、日本に帰ってきたという実感とシンガポールでの事が入り混じって不思議な感じがしました。途中、天保山ハーバービレッジで昼食をかねて過ごしました。改めて日本とシンガポールの差を感じつつ、一路勝山へと向かいました。勝山に近づくにつれ、今回の修学旅行の思い出がいっそう思い起こされて、貴重な経験だったことを実感しました。

 今後の生活にとって、この経験が生かされることがあればよいと思います。

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