「ものづくりは勝山で・・・」あかり職人 KEN在です!
 町並み保存地区
   あかりのギャラリー

 KEN工房

    
                     真庭郡勝山町勝山201
                                (080)1900−4065 
                          真庭郡勝山町神庭245
                       TEL.FAX(0867)44−3468


町並み保存地区のあかりギャラリーを訪ねると、最近、神庭の滝の近くにオープンした工房を紹介していただきました。
のどかな滝のふもとのログハウスで、マイナスイオンを吸い込みながら、お話を聞くことが出来ました。お話をしてくださった村上さんは、まさしく
あかりセラピスト。職人の「人」を中心としたお話でした。では、ごゆっくりお楽しみくださいませ。


創業のきっかけを教えてください。
この仕事をする前はインテリア設計をしていましたが、あかりが好きで、ものづくりがしたかった設計で身に付けた知識や力を役立てて、自分にしか出来ないオリジナルを作り出したかった。岡山で仕事をしていて、知人に勝山を紹介され、来てみてここだと思った。自分の力だけでなく、町の人々の助けがあり、今の自分があると思う。勝山の人はボランティアみたいな感覚で手助けしてくれた。だから自分に出来ることがあるなら勝山の町の役に立つようなことをしてみたいと思います。
こちらは町並み保存地区。
のれんをのぞくと・・・


仕事の上での苦労を教えてください。

あんどんをどう受け入れてもらうか、かな。自分が見るのではなく、第三者が見た時にバランスや色をいいと思ってくださるか。作ったその日はいいと思っても、次の日になると、これで良かったのか?と思うことも。だから、同じ物は2度と作らないし、できない。2〜3ヶ月周期で作品に対する気持ちが変化しているのがわかります。


仕事の上での喜びを教えてください。
これは今までの自分に「なかった!」が出来た時。お客さんに「作品が変わった」と言われた時。まぁ、たまには「前の方が良かった」とも言われるんだけど。お客さんは広島や香川、遠くになると東京や横浜など、様々なところから来てくださる。飲食店などには1店舗30〜40台の商品を置いていただいています。東京の池袋、新宿、銀座などのお店に加納さん(ひのき草木染織工房)ののれんと一緒にインテリアされています。



勝山の魅力を教えてください。
「人間」。人がいいから町も良くなる。まとまりがあって、町おこしをしている。町並みの人たちは他の店を紹介するし、お互いの店を尊重する。また、自分たちの町をきれいにしようとする意識があるから、きれいになっているし、生き生きしている。
「つながり」
がある。自分の持っているもの、相手の持っているものを教え合う。人、お客さんを思う気持ち「思いやり」がある。その思いやりがまちづくりを成功させているのでは。特に、ものづくりをする人を受け入れてくれるところかな。

あかり1つ1つのデザインが違うのには感動しています。
元気になる言葉を教えてください。
単純だけど
「やって出来ないことはない。やらないとできない。」


お店の元気商品を教えてください。
やっぱり
あかり。色や形。。。同じ物は2つとできない。ご購入いただいたお客様からの口コミで他の方から「どこで売ってるの!?」と電話をいただくことも。

これから真庭市になりますが、勝山への想い、残してゆきたいものを教えてください.
合併すると店舗のある地は「真庭市神庭」になる。でも、合併した後の住所には残らなくても、元々は勝山なんだから、「勝山」という言葉を残していきたい。地元に戻っても帰りたいと思うから。第2のふるさとだと思っている。

村上さんの生み出たされたあかりに囲まれ、生活を楽しませる「もの」たちも、誰かの元へいくことを楽しみにしているかのよう。

こうした話をすることは〜

私も小学生のころ、何かの時間に校外に出てお店のおじさんの話をきいた。やっぱり会話をすることで違う何かが生まれる。人間の会話でつながりが出来る。商売の中でも会話が大事。FAXなども出来て、注文などもしゃべらずにやってしまうと、「たまには遊びに来い」などといわれ、やっぱり人とのつながりが大切だと思う。人間にしかできないことを生かす。1時間くらい話をしているうちに、この人は「こんな風なデザインがいいかな」と頭の中で考える。これは人間にしかできないこと。そんな日本人の心のふるさとのようなものが商店街にはあると思う。
町並み保存地区の前田製菓店
店内のあかり・・・「つながり」を感じます。
村上さんのお話をお聞きして、心に残る言葉がたくさんありました。その中でも一番印象に残ったのが、「つながり」という言葉です。勝山ならではのつながりが商店街や町並み保存地区、そして勝山の町を活気づけ、元気づけていると思いました。「今、この仕事をしていられるのは自分の力だけではなく、町の人の助けによるものだから、自分にできることがあれば町の役に立つようなことをしたい」と言われる村上さんが輝いて見えました。また、町並み保存地区のひのき草木染織工房で売られているパイプのネックレスを身につけられて、そんなところからも村上さんの思いやりや人とのつながりが感じられました。勝山高校3年目・・・改めて勝山っていい町だなぁと思いました。












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