education 勝高の教育

教員養成プログラム

おかやまのミライを創る

子どもたちに愛と情熱をもって接する学校の先生の存在は、子どもたち一人ひとりのミライをひかり輝くものに変えていきます。勝山高校の「教員養成プログラム」では、子どもたちの成長に真剣に取り組み、ともに成長していくことができる「先生のたまご」を、勝山高校独自の授業や岡山大学教育学部との連携を通じて育成し、教育で「おかやまのミライを創る」ことを目指します。

Point1 演劇を通じて「伝える」を学ぶ

勝山高校の学校設定科目「表現実践」では、演劇の手法を応用した「相手に伝わる」方法を実践的に学ぶことができます。プロの演劇家が外部講師として指導をしているので、実践的表現力を身に着けることができます。

Point2 小学生への学習支援ボランティア

勝山高校の学校設定科目「ボランティア活動」では、年間を通して一定時間数ボランティア活動に参加した生徒に対し単位認定をおこない、子どもとふれあう機会をサポートしています。夏休み期間中に小学生の学習サポートをおこなうサマースクールや、真庭学習塾など勝高生が主体的に活動をおこなっています。

Point3 岡山大学教育学部と連携

岡山大学教育学部の「岡山県北地域教育プログラム」を通して連携事業をおこなっています。本校の遠隔教育システムを活用し「岡山大学教育学部学生と岡山県立勝山高等学校生徒との意見交換会」などを実施しています。意見交換会などを通して県北地域の教育の現状を理解し、県北地域で教員として活躍しようという意識の高揚を図ります。

県北地域で教員として活躍する卒業生

高梁市立高梁中学校 教諭 木原 果南 〔真庭市立湯原中学校 出身〕

 私は、教員を目指すにあたり、放課後子ども教室に参加したり、久世の公民館で行われるスプリングスクール、サマースクールに参加したりして、子どもたちと関わる機会をもつようにしました。また、教員養成プログラムを通して、全てのことにおいて、「なぜ?」の意識をもつことの大切さを学ぶことができました。地域教育専修のみんなは、常に周りの事柄に対して、どうして?と疑問をもって考えており、それに私も刺激を受けて、情報をすべて鵜呑みにせずに批判的な視点をもつことを意識できるようになりました。また、「なぜ?」の視点を持てるようになったことで、現在、身の回りの事柄を教科の学習と関連付けながら指導していくことにも挑戦できるようになったと感じています。
 そして、今振り返ると、自分自身が地域の温かさに触れながら学校生活が送れていたのは地域と学校の間に信頼関係が成り立っていたからだと気付くこともできました。今度は自分が地域とのつながりを作っていける存在になりたいと思っています!


美咲町立旭中学校 教諭 芦田 理英 〔真庭市立落合中学校 出身〕

 私は、勝山高校で経験したことが、現在教員として働くにあたり、大きな力になっていると感じています。高校生時代、校外研修で岡山県の総合教育センターに行ったり、興味のあることについて自分なりに仮説をたて、調査をしたりしました。総合教育センターでは、岡山県の教育の実態や、教員になったあとの研修について知ることができました。また、このような活動をする際の、自分で考え、調べ、発表する力は今でも活きていると感じています。