katsuko-blog かつこう日記

ニホンザル観察会in神庭の滝自然公園

去る12月26日(土)、真庭市の「神庭の滝自然公園」にて、1,2年あわせて16名の生徒が、

ニホンザルの観察会に参加し、生態や行動についての講義を受けました。講師は大阪大学人間科学

研究科の中道正之先生と研究員の上野将敬さんが務めてくださいました。

ケガに対する注意など、フィールドワークをする上での一般的な注意事項を聞いたあと、1回目

の観察をしました。その後、観察内容を個々に発言し、そのなかから調べたいテーマを設定し、

どのようにデータ化すれば客観性を持たせることができるかなどを、生徒自身が考え、2回目の

観察をしました。30分近く、粘り強く観察し、調べた結果をまとめて、発表しました。

冬は山の餌が少なくなるため、野生のサルが公園内によく訪れるので観察しやすい季節です。

生徒たちにとって、間近で見たニホンザルがとても可愛かったことはもちろん、身近にこんなにも

野生動物を観察できるフィールドがあること、そこでは50年間以上も世界的な研究が行われて

いること、未だ答えがない課題に取り組み自分で答えを探すことの面白さなど、普段の教室では

学ぶことができない知見に触れ、知的好奇心が大いに刺激されたようです。最後に中道先生から

参加者へ「冬休みの課題」がプレゼントされました。引率した教師は、「課題をもらって喜んで

いる生徒を初めて見た。」と言っていました。