突撃！今日の寮ご飯〜お弁当編〜

勝山高校では寮に入っている生徒は寮の調理員さんが用意してくださったお弁当をいただきます。

いったいどんなお弁当なのでしょうか。勝高の筋肉担当であり「食事は筋肉へのエサやり」と語るS先生に見ていただきました！

ーS先生、このお弁当はいかがでしょう？

「素晴らしいですね…！まずハンバーグと目玉焼きが目を引きますが、ここできちんとタンパク質を確保しています。卵はアミノ酸スコアが１００で良質な脂質を含む「完全栄養食品」として有名ですから、これが１人１個ついているのは嬉しいですね。そして無駄のない最高の炭水化物である白米。三大栄養素（タンパク質・脂質・炭水化物）が網羅された美しいお弁当です」

ー野菜が少ないという指摘もありそうですが？

「ポテトサラダのなかに多少含まれていますが、確かに多くはないかもしれません。しかし、寮の朝ごはんと晩ごはんではかなり豊富な量の野菜が提供されていますので、朝晩をしっかり食べていれば問題ないでしょう。生徒たちは限られた休み時間内で昼食をとりますので、さらにサラダが追加されても食べ切れない可能性も考えられます。そう考えれば、ボリュームも栄養素も適正量のお弁当といえるのではないでしょうか」

ーなるほど…！お弁当を食べたあとの授業が眠くなるという生徒がよくいますがアドバイスはありますか？

「食後に眠くなる原因の一つに「血糖値スパイク」という現象があります。食前に下がった血糖値が食後に急上昇し、その後急降下することで眠気を誘うというものです。これは食べる順番を工夫することで軽減できる可能性があります。炭水化物から食べ始めると血糖値の急上昇を引き起こしますので、野菜やタンパク質などのおかずから食べ始めることをオススメします。今回のお弁当でいえばハンバーグや目玉焼きから食べ始め、徐々に白米を食べていくという具合です。そうして緩やかに吸収された栄養素が身体に負荷なく行き渡り、筋肉の成長へと繋がっていく…まさに筋肥大特化型昼食です」

ただ美味しいだけでなく、栄養素や全体のボリュームにまで配慮がなされた寮のお弁当…恐れ入りました！