katsuko-blog かつこう日記

S先生に聞いてみよう!〜プロテイン編〜

新企画!部活動などで身体を動かしている人たちが抱きがちな「これってどうなんだろう?」という素朴な疑問について、勝高の筋肉担当で現役ボディビルダーであるS先生に答えていただく「S先生に聞いてみよう!」のコーナーです!

今回は最近流行りの「プロテイン」について、その必要性や効果について聞いてみました!

ー運動している中高生はプロテインを飲むべきですか?

S先生「必ずしも飲む必要はありません。プロテインは身体にいいとか筋肉をつけられる、痩せられるなどといったイメージが抱かれがちですが、薬ではなくあくまで栄養補助食品ですので、適切な量の摂取が推奨されます。プロテイン等のサプリメントありきではなく、まずは3食の食事で十分に栄養を摂ることが優先されるべきです。何らかの事情で栄養が不足する場合を除き、食事から栄養が摂れているのであれば、プロテインは不要です」

ー先生はプロテインを飲んでいますか?

S先生「飲んでいません。「栄養はリアルフードから摂る」というのがボディビルダーの鉄則です。飲んでいなくても筋肉は増えていますよ」

ープロテインは太りますか?

S先生「どんなものでも摂りすぎれば太ります。プロテインにもカロリーはありますので、必要以上に飲めば太る原因にもなるでしょう。自分の基礎代謝などを考慮して必要な分以上のカロリーを摂れば、余剰分は脂肪となります。自分に必要なカロリー量の目安はネットで計算できますよ」

ー中高生に必要な量の栄養とはどのくらいですか?

S先生「成長期である中高生に必要な栄養量は成人よりも多くなる傾向にあります。タンパク質であれば50~60g程度が必要であるという調査が厚生労働省より発表されています。細かい栄養計算も可能ですが、タンパク質は白米にすら含まれているので、よほどの偏食をしない限り不足はしないでしょう。主食・主菜・副菜のバランスの良い食事を心がけてください」

ー他にプロテインについて気をつけることはありますか?

S先生「どんなサプリメントについてもそうですが、摂取するかどうかは自分の健康状態をよく考えて判断してください。世の中には同じ量の物を食べても健康な人とそうでない人がいます。内臓の強さにも個人差があります。家系によっては遺伝的な疾患が出やすい家系もあります。「プロテインで健康被害は出ない」という情報もネットにはありますが、必ず「健康な人であれば」とか「摂取量さえ守れば」とかいう注意書きがあるはずです。自分の身体に入れるものは、保護者の方とよく相談をして摂取しましょう」